「売り馬」情報ページ 注目の種馬♂(チーフベアハート)
《チーフベアハート 1993年生まれ 栗毛 JBBA静内・2007年度より》チーフズクラウン 鹿毛 1982 | Danzig | Northern Dancer | Pas de Nom | Six Crowns | Secretariat | Chris Evert | アミーリアベアハート 栗毛 1983 | Bold Hour | Bold Ruler | Seven Thirty | Myrtlewood Lass | Ribot | Gold Digger |
1999年に日本で種付けを開始。どちらかというと地味な印象の種馬だが、初産駒がデビューした2002年には4頭の新馬戦勝ち馬を出し、2003年以降2007年まで毎年重賞勝ち馬を輩出している。特に2007年度は重賞4勝(うち障害の重賞2勝を含む)と気を吐いた。 2007年度JRAサイアーランキング(総合)で24位。 ここでまず本馬自身の現役時代の成績を振り返ってみると、GTはブリーダーズCターフ(芝2400m)の他、マンハッタンH(芝2000m)とカナディアン国際S(芝2400m)の3勝。GVのキングエドワードBCH(芝1800m)やエルクホーンS(芝2400m)のほか、ナイアガラBCH(芝2400m)・ブリーダーズS(2400m)とチャンピオンディスタンスの2400mでは驚異的な強さをみせた。生涯成績26戦12勝、2着5回、3着3回の好成績で、1997年米芝牡馬チャンピオン、1997年加年度代表馬、1998年加芝牡馬チャンピオンに輝いている。 5歳時の1998年に来日、ジャパンカップ(GT・芝2400m)に出走(エルコンドルパサーの4着)した後、わが国での種牡馬入りとなった。 初年度の1999年は65頭に種付け、翌2000年に産まれた42頭の中からマーブルチーフ(GU・京都新聞杯1着、GU・日経新春杯・で2着2回、GU・アルゼンチン共和国杯2着)やエアセレソン(GV・新潟大賞典で1着ほか18戦7勝)、翌2001年産まれの中からはマイネルベナード(黄菊賞・芝1800mと若草S・芝2200mで1着)やクラクエンチーフ(関ケ原S・芝2000mで1着ほか13戦4勝) 2002年産まれの中からは最優秀2歳牡馬に選ばれたマイネルレコルト(GV・新潟2歳Sで1着、GT・朝日杯2歳Sで1着、GU・弥生賞で3着)、2004年産まれではナムラマースが、GV・札幌2歳S1着、GV・毎日杯1着になるなど、2000m前後の距離で結構走る馬を輩出している。(他にもオトハチャン、トーホウアスカ、ナムラシーザー、トーホウハート、エーピーソブリンなど) そして2007年度にはトーホウレーサーがニュージーランドトロフィー(GU・芝1600m)を含む3勝、 コートユーフォリアもダート2勝を含む3勝、そしてなんといってもメルシーエイタイムは暮れの中山大障害(GT)、東京ハイジャンプ(GU)など障害レースで3勝と例年以上に多くの重賞勝ちを収めた。 産駒は総じて馬体のいい馬が多く、全体としてはマーブルチーフのように父譲りの栗毛の馬が多いが、代表産駒としてあげた馬は鹿毛も多く、産駒を選ぶ際はあまり毛色にこだわらなくてもいいかも。 初年度は種牡馬としての認知度も低く、産駒の馬体がいいわりには人気にならなくて結構穴馬券を出していたのだが、さすがにこれだけ活躍馬を出すようになってからは、単勝で万馬券もつくような馬はいなくなってきたのが少し残念。 これからも凄く大きいところは獲れなくても、GU、GVあたりでそこそこ活躍できる、味のある産駒が出てくることに期待したい。 最後に血統面について少し触れておくと、近親にはミスタープロステクターがいる。(当馬の3代母Gold Diggerはミスタープロスペクターの母) 尚チーフベアハートの2008年度の公示種付価格は130万円(2007年と同価格)で、2007年の種付け頭数は 130頭。(写真はJBBAのHPより)
※2007年12月30日に加筆訂正いたしました。
|