「売り馬」情報ページ  注目の種馬♂(タヤスツヨシ)
《タヤスツヨシ 1992年生まれ 黒鹿毛 ブリーダーズSS》タヤスツヨシ
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
Understanding
Mountain Flower
マガロ
黒鹿毛 1980
Caro
フォルティノ
Chambord
Magic
Buckpasser
Aspidistra


 時の流れは早いものでタヤスツヨシも今年でもう15歳。
ご存知のとおり当馬はサンデーサイレンスの初年度産駒であり、且つ「サンデーサイレンス産駒初の日本ダービー優勝馬」なのであります。ただ同じ年産まれにフジキセキという凄い奴がいて、種牡馬になってからも彼の方が華々しい成績を残しているので、哀しいかな影に隠れてしまってはいますが、改めて見てみるとタヤスツヨシ君も特にダートでなかなか立派な種牡馬成績を残しているのであります。
 まず簡単に本馬自身の現役時代の成績を振り返ってみると、初勝利はデビュー3戦目の未勝利戦(中京・芝1700m)。その後のもみじS(阪神・芝1600m)ではフジキセキの2着だったが、エリカ賞(阪神・芝2000m)で無事2勝目をあげ、続くGV・ラジオたんぱ杯3歳S(阪神・芝2000m)では武豊騎乗の1番人気ナリタキングオーをハナ差おさえての1着。年が明けてからはクラシック前哨戦の共同通信杯4歳Sと若葉Sでそれぞれ2着5着だったが、本番の皐月賞では同じサンデーサイレンス産駒のジェニュインにわずかクビ差だけ敗れ2着。そして距離が400m伸びたダービーではそのジェニュインを11/2馬身しりぞけて、皐月賞の雪辱を晴らし見事第62回日本ダービー馬に輝きます。そして秋、菊花賞を目指して前哨戦の神戸新聞杯と京都新聞杯にどちらも1番人気で出走しますが勝てず、本番の菊花賞ではマヤノトップガンの6着。古馬となってからの復活を目指しますが、その後の調教で残念ながら屈腱炎を発症。そのまま引退、種牡馬入りとなりました。
 初年度の1996年は98頭に種付け。翌1997年に産まれた67頭の中から2歳時に13頭が中央でデビューし2頭が勝ち上がりました。また地方では、デビューから8連勝を飾り、のちに大井のサンタアニタT(ダ1600m)で1着になったサンデーツヨシがでています。その後2年目の産駒からはGV・ユニコーンS(ダ1600m)を勝ったナスダックパワー、3年目の産駒からは盛岡の交流重賞GV・マーキュリーC(ダ2000m)を勝ったディーエスサンダー、そしてなんといっても2006年、地方馬では大井の東京ダービー(ダ2000m)で、16頭中12番人気と低評価だったビービートルネードがデビュー2年目の町田騎手を背に見事1着となり、その後の交流GT・盛岡のダービーグランプリ(ダ2000m)でも中央所属のマンオブパーサーが5番人気で1着になるなど、ここにきてダートでの強さが一気に花開いた感があります。来年もこの勢いに乗って、ダート競馬の最高峰JBCクラシックを勝つような産駒が出てくることを切に期待するのであります。(残念ながら2007年度はJBCに出走するような馬はいませんでしたが、トップサバトンがGV・北海道2歳優駿と2007年度羽田盃で1着になるなど、地方ではひきつづき活躍馬を出しています)
 血統的にみても、本馬の母系からはアメリカ競馬の二大レース、ケンタッキーダービーとブリーダーズCクラシック他、併せてアメリカでGTを4勝しているアンブライドルドが出ています。
 尚、タヤスツヨシの2008年度の公示種付価格は50万円(2007年も同価格)で、2007年の種付け頭数は91頭。(写真はホースナビのHPより)

※2007年12月30日に加筆訂正いたしました。



★タヤスツヨシ産駒からはこの1頭!★
ソレイケツヨポン
性別:牡
生年月日:2005年5月30日
毛色:黒鹿毛
生産者:萩沢 俊雄

*2006年北海道オータムセールに上場され、660万円で
 大川徹氏に購買されました。(No1156)