「売り馬」情報ページ 注目の種馬♂(ネオユニヴァース)
《ネオユニヴァース 2000年生まれ 鹿毛 社台SS》
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986 |
Halo
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Hail to Reason
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Cosmah
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Wishing Well
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Understanding
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Mountain Flower
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ポインテッドパス 栗毛 1984
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Kris
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Sharpen Up
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Doubly Sure
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Silken Way
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Shantung
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Boulevard
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2008年、いよいよネオユニヴァースの産駒がデビューします。 2006年のセレクトセールで初めてネオユニヴァース産駒を目にしたのですが、いい産駒が多くてびっくり。 私が受けたネオユニヴァース産駒の印象は、小振りだがいかにもバネがありそうな感じとその利発そうな顔つき。 生産地や関係者の評判も上々だったようで、そのことは種付け頭数の推移を見てもよくわかります。(2005年度から順に228頭、247頭、251頭)
ここでひとまず本馬自身の現役時代の成績を振り返ってみると、2歳時は11月の京都で新馬戦勝ち(芝1400m)。次走の中京2歳S(芝1800m)では3着に敗れますが、翌年の3歳時には白梅賞(芝1600m)、きさらぎ賞(GV・芝1800m)、スプリングS(GU・芝1800m)と3連勝。鞍上にイタリアのデムーロ騎手で挑んだクラシックの皐月賞(GT・芝2000m)では、見事サクラプレジデントをゴール前差し切り優勝。(デムーロがサクラプレジデントに騎乗していた田中勝春騎手の頭を、嬉しさの余りバシッとはたいたことが記憶に新しいですね) 続いてのダービー(GT・芝2400m)でもゼンノロブロイやザッツザプレンティに完勝し、堂々の2冠馬となりました。そしてその後、3歳馬ながら果敢に宝塚記念に挑みますが、やはり古馬の壁は厚く、ヒシミラクルの4着に敗れました。 この宝塚記念の出走がその後の調整に微妙に響いたのか、秋初戦の神戸新聞杯(GU・芝2000m)では春に負かしていたゼンノロブロイ(1着)とサクラプレジデントの後塵を拝し3着。秋本番の3冠目となる菊花賞(GT・芝3000m)では1番人気に推されたものの、距離の壁もあったのかザッツザプレンティの3着に敗れてしまいます。次走のジャパンカップ(GT・芝2400m)ではタップダンスシチーの4着で、その結果有馬記念は出走せずに放牧に出されることに。 そして4歳時。復帰戦の産経大阪杯(GU・芝2000m)では久々に勝利を上げますが、本番の天皇賞・春(GT・芝3200m)ではデビューから初めて掲示板を外し、10着と大きく敗れてしまいます。その後、昨年敗れた宝塚記念を目標に調整されますが、レース前に右前浅屈腱炎と右前球節部亀裂骨折を同時発症。屈腱炎は全治9ヶ月以上と診断され、関係者の判断で残念ながら引退となりました。 5歳時の2005年度から種付けを開始。冒頭でも述べたように初年度は228頭に種付けしました。 血統的には、母ポインテッドパスは本馬の他に、チョウカイリョウガ(GU・京成杯2着)やアグネスプラネット(GU・日経新春杯4着)またフランスのGV・カルヴァドス賞を勝っているフェアリーパスを産んでいます。また近親にはドバイワールドC(GT・ダ2000m)を制したストリートクライもいるという血統。
さあ、はたして今年デビューする初産駒たちがどのような走りを見せるのか、将来、同じSSを父に持つフジキセキやダンスインザダーク、スペシャルウィークやアグネスタキオンを超える種牡馬成績を残せるのか、今から非常に楽しみなところであります。 尚、ネオユニヴァースの2008年度の公示種付価格は400万円。(2007年度は300万円) 産駒のデビュー前にもかかわらず、前年より種付料が100万UPするということは、それだけみんなの期待も高いというところでしょうか。(写真はホースナビのHPより)
※2008年1月2日に加筆訂正いたしました。
そしてこの仔は...
この仔は上記のセレクトセールに上場された シンコウノビーとネオユニヴァースの間の 女の子です。(上場番号466) (株)ティーエムインターナショナルさんに 1200万円で落札されました。 お母さんも活躍馬だったので、デビューの時は 注目を浴びそうですね。
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