「売り馬」情報ページ  注目の種馬♂(ブラックホーク)
《ブラックホーク 1994年生まれ 鹿毛 ブリーダーズSS》ブラックホーク
Nureyev
鹿毛 1977
Northern Dancer
Nearctic
Natalma
Special
Forli
Thong
シルバーレーン
黒鹿毛 1985
Silver Hawk
Roberto
Gris Vitesse
Strait Lane
Chieftain
Level Sands


 ブラックホークは、(当時はまだ今ほど有名ではなかった)かの金子氏がキーンランドのセリで購入したマル外馬であります。その頃のブラックホークはお世辞にも「いい馬」ではなかったらしく、以前レープロかなにかで読んだ文には「初めて日本の地を踏んだ頃のブラックホークは、まるで牛か馬車馬のようだった」と書かれていました(笑)
そんな彼の産駒も見たところ、やっぱりどこかずんぐりしている馬が多いようですが、これが走らせるとなんのなんの、
ゴムマリのように弾むようなフットワークだったりするのです。
 それではまず簡単に本馬自身の現役時代の成績を振り返ってみると、デビューは明け3歳の1997年1月6日、中山の重馬場での新馬戦(芝1600m)でしたが、岡部騎手を鞍上に断然の1番人気に答えての1着、その後府中の芝1600mの八重桜賞で2勝目をあげ、もう1戦したところで脚元の不安から8ヶ月の休養をはさみます。
明け4歳になってから900万、1600万(いずれも芝1600m)そしてGVのダービー卿チャレンジT(中山・芝1600m)と3連勝を飾りますが、その後のGU・京王杯スプリングC(東京・芝1400m)で3着、そして初のGT・安田記念(東京・芝1600m)では至上屈指の名馬タイキシャトルに次ぐ2番人気に押されましたが、残念ながらそのタイキシャトルの11着と敗れ去っています。
その後ふたたび約1年2ヶ月という長期の休養をとり5歳になった彼は、GVの関屋記念(新潟・芝1600m)で復帰(2着)、次戦の京成杯オータムH(GV・中山芝1600m)では3着でしたが、舞台を京都に移してのスワンS(GU・芝1400m)で5戦ぶりに1着となります。ただ次走のGTマイルチャンピオンシップ(京都・芝1600m)ではエアジハード、キングヘイローの前に破れ3着とGTの壁にぶちあたりますが、この状況を打開したのが横山典弘騎手と金子オーナーからの「スプリントGTを使おう」の言葉でした。デビュー以来1200mは走ったことのない彼でしたが、この進言を前にビッシリ仕上げられ、背水の陣で挑んだ暮れのGTスプリンターズS(中山・芝1200m)、鞍上の横山典弘騎手に導かれ、1番人気だったアグネスワールド以下をばっさり切り捨てみごと初のGT勝利をものにしたのでした。
ところがこれでめでたしめでたしというわけではなく、彼の忍耐の日々はここから始まったと言ってもいいくらい、その後6歳時の初戦、GV阪急杯(阪神・芝1200m)こそ勝利を収めたものの、そこからブラックホークはふたたび長いトンネルの中に入り込んでしまいます。結局6歳時はGTどころかGUにも勝てないまま7連敗に終わってしまい、こんな中途半端な状態では引退さえできないまま、7歳をむかえることになります。
そして現役最後のこの年、結局彼は昨年と同じローテーション(阪急杯2着→高松宮記念2着→京王杯スプリングS3着)で進みますが勝ちきれず、3度目の安田記念に挑みます。鞍上は初めてGT(スプリンターズS)を制した時から
ずっとコンビを組んできた横山典弘騎手。ここで横山騎手はこれまでの好位追走ではなく思い切った後方待機策で出ますが、これが前半流れの速かったレースにぴたりとはまり、みごとブラックホークはフェアリーキングプローンやアグネスデジタルらを破り3度目の挑戦にして安田記念を制し、結果としてこれが引退レースとなりました。(生涯成績28戦9勝)
 この後彼はぶじ種牡馬となり、初年度からシャトル種牡馬として毎年8月から1月まではオーストラリアで種付け、春のシーズンは日本で種付けと実に多忙な日々を送っています。
 初年度の2002年は167頭に種付け。産駒たちの競走馬デビューは2005年でしたが、中央で21頭、地方で22頭が出走し、中央で2頭、地方では9頭が勝ちあがりました。(2005年度ファーストシーズンサイアーランキングは総合で9位、地方では4位)
そして翌年の2006年度には2歳戦線でクーヴェルチュール(福島2歳S1着、GV・キーンランドカップ1着、他3勝)やフサイチオフトラ(萩S1着、他1勝)、コウセイカズコ(ひまわり賞1着、他1勝)といった馬たちが中央で活躍、また地方でも初年度産駒のアヤパンがJRAの呉竹賞を含む8勝、ブラックショコラが5勝(2007/04/17現在)をあげており、2006年度サイアーランキングは総合で19位でした。
2007年度での目立った活躍馬はオーバーカムオールで、1年間で芝2000mのレースを3勝しています。(2007年度のJRAサイアーランキング(総合)は45位)
 最後につけ加えておくと、ブラックホーク自身は英国産のマル外でしたが、後にその活躍により母シルバーレーンが日本に輸入され、フレンチデピュティを種付けして生まれたのが、2007年NHKマイルC(GT・芝1600m)でブービー人気ながら見事優勝したピンクカメオです。
 尚、ブラックホークの2008年度の公示種付価格は50万円(2007年も同価格)で、2007年の種付け頭数は136頭。(写真はホースナビのHPより)

※2007年12月30日に加筆訂正いたしました。