「売り馬」情報ページ  注目の種馬♂(プリサイスエンド)
《プリサイスエンド 1997年生まれ 黒鹿毛 日高スタリオンS》ブラックホーク
エンドスウィープ
鹿毛 1991
フォーティナイナー
Mr.Prospector
File
Broom Dance
Dance Spell
Witching Hour
Precisely
栗毛 1987
Summing
Verbatim
Sumatra
Crisp'n Clear
Cold Reception
Ring O'Bells


 日高スタリオンSに初めて行った時のこと、よそのスタリオンのように放牧地にネームプレートはおろか、馬がつけている頭絡にさえプレートがついてなくて、どの馬がどの馬なのかよくわからないまま見てまわっていたのですが、その中で1頭、とても光って見えた馬がいました。見学の後、事務所の方にその馬の名前を聞いてみたら、返ってきた返事がプリサイスエンド。その時はまだまだ勉強不足で彼の名前もほとんど知らなかったんですが、事務所にあったその年の日高スタリオンの種付け頭数表ではアグネスフライトを抜いて1番だったのを見て、あぁやっぱり私の目に狂いはなかったんだわと納得した記憶があります。そしてその父は、私の中では伝説の種牡馬となっているエンドスウィープ(死んでいなかったら、きっとこのページでも取り上げていたことでしょう) ということも重なり、プリサイスエンドの名前は私の脳裏の底深くインプットされることになったのであります。
 現役時代の彼の成績をみてみると、3歳時のベイショアS(GV・ダート1400m)で5馬身差の1着はありますが、重賞勝ちはこの1勝のみで、2歳時はダートの1000mから1700mのレースで3勝をあげているものの重賞勝ちはありません。生涯成績は9戦4勝。日本への導入の決め手になったのは、やはりエンドスウィープの後継馬としての期待とその馬体のよさが大きかったのだと思われます。
 米国での種牡馬生活の後、日本へは2004年の秋に来日、2005年より種付けを行っていますが、冒頭でも触れたように馬産地での人気は高く、毎年120頭以上もの繁殖牝馬に種付けをしています。そして初年度の2006年に日本で産まれた産駒は77頭。その子たちが今年2008年いよいよデビューとなります。(それに先がけて、2002年産まれの輸入産駒3頭は全てJRAで勝ちあがっており、なかでもセイウンビバーチェは3勝をあげてました) 
 同じエンドスウィープを父にもつ種牡馬は、日本国内ではこのプリサイスエンドのほかに、現在はブリーダーズSSに繋養されているスウェプトオーヴァーボードやアロースタッドに繋養されているサウスヴィグラス、そして今年からダーレースタリオンで種馬となったアドマイヤムーンなどがいます。
 尚、プリサイスエンドの2008年度の公示種付価格は120万円(2007年も同価格)で、2007年の種付け頭数は124頭。(写真はホースナビのHPより)



★プリサイスエンド産駒からはこの1頭!★
マイディアレイコ18
マイディアレイコ18(血統登録名:コクミンネンキン)
性別:牝
生年月日:2006年3月12日
毛色:鹿毛
生産者:村下 清志

*2007年北海道サマーセールに上場され、150万円で購買されました。(No434)
★プリサイスエンド産駒からもう1頭!★
オグリウェルズ2006
性別:牝
生年月日:2006年4月25日
毛色:鹿毛
生産者:水丸牧場

*5月26日に行われるHBAトレーニングセール2008に上場されています(No92)